ZUZUとオーシャンゼリゼ
加藤和彦が亡くなったことで
死別したZUZUこと
安井かずみ(1939-94/作詞家)を思い出した。
分野は違うけど、
個人的にはこの人のほうが
芸術家としての才能があった気がする。
海外渡航が珍しかった時代に
ヨーロッパの上流社会の暮らしを経験し、
サンローランのオートクチュールを着こなし、
あのダリに街中で見初められ、認められたらしい。
ある日、フルレングスのイブニングドレスを来て
パーティー会場に来たところ
そのパーティーがそれほどフォーマルな雰囲気ではなかったので、
その場でこの高価なドレスの裾を、カットして
カジュアルダウンしたこともあるとか。
話のスケールがすごい。
作詞家としてはもともと訳詞から入った人で
歌謡曲以外でも『ドナドナ』とか
教科書に載ってるスタンダードナンバーも少なくない。
そんな中、ヒットした元歌(厳密に言うと違う)
よりいいなと思うのが『オーシャンゼリゼ』の日本語詞。
街を 歩く 心軽く 誰かに会える この道で
素敵な あなたに 声を かけて こんにちは僕と行きましょう
オー シャンゼリゼ オー シャンゼリゼ
いつも 何か 素敵な ことが あなたをまつよ シャンゼリゼ
きのう までは 知らない どうし 今日から二人恋人さ
道を 行けば 世界は ゆれて 愛するあなたと私のため
オー シャンゼリゼ オー シャンゼリゼ
いつも 何か 素敵な ことが あなたをまつよ シャンゼリゼ
フランス語は日本語の語感と違うので合わせるのが大変。
サビの【aux】Camps-Elysées(シャンゼリゼ【で】の意)は
【オー】シャンゼリゼと感嘆詞にしてたりするけど、
ウキウキするような雰囲気は損なってない。
元々はこの歌イギリスのサイケバンドの曲('68)だそうだ。
世界的にヒットしたのはシャンソンっぽい
フランス語詞の歌というのが面白い。
フランスでヒットしたのは

おっさんが歌ったバージョン(元の歌詞的にはこっちのほうがふさわしい?)だけど、
日本では'71年に17歳の少女、ダニエル・ビダルが歌ってヒットした。
ちなみにこの年の紅白で佐良直美が歌ってるのをYOU TUBEで見たけど
ウーマンリブ的な感じの違う人の日本語詞でいまいちだった。
CMで使われてたから変えたのだろうか。
ダニエル・ビダルは営業で覚えたのか?日本語でも安井バージョンを完璧に歌えるようだ。
あの人は今見たいな番組で歌っていたのがいくつかあった。
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