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平塚八兵衛 刑事一代

土日二夜連続でやってた渡辺謙主演の
平塚八兵衛のドラマを見たがなかなか面白かった。
現代の記者が登場して昔話をいろいろ聞くくだりは
いらなかったけど。

産経の記者が書いたドラマの原作本はもちろん
この手の事件のドキュメント本を結構、読んでいる。

最初に知ったのは1973年に出た
学研のジュニアチャンピオンコース
『あの事件を追え』という本だ。

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人権問題が叫ばれる
今じゃ考えられない内容の本だけど
実際の事件の詳細が当時の新聞などを交えながら載ってて、
小3ぐらいで読んだ記憶がある。
その中で一番驚いたのが
どろぼう村事件で代々、村人全員が
スリをやって生計をたてている村が摘発されたという話だった。
実に前近代的でいろんな背景があるのだけど
昭和30年代の出来事である。
確か小説と映画にもなってた気がするけどもあまり有名ではない。

有名な事件の詳細や捜査の展開はだいたい頭に入っているが
それを踏まえると帝銀事件、
銀座そごう警備員殺害、吉展ちゃん事件のあとにあった
3億円事件に関しては蛇足だった気がする。

そういや去年フジテレビでやってた3億円モノの平塚役は中村梅雀だったが
この事件だけでも、失敗を振り返るという流れで
一本作れるぐらいの膨大な物語があるのにもったいなという感じがする。
平塚が単独犯説に固執したため、
複数犯の捜査がなおざりになり、
迷宮入りの原因の一つになったことはよく言われる話だ。

平塚は旧制中学卒業後、
土浦で農業に従事していたが、ある事件で誤認逮捕され、
取調中に殴る蹴るの暴行を加えられたことがあったという。
こんな経験をしていたら普通ならアンチ警察になるところだが
発憤し、警察官になろうと決意して上京、警視庁に入庁した。

NHKスペシャルで昔、
吉展ちゃん事件の取調べのテープを公開してて
聴いた記憶があるが、
渡辺謙のような熱血というよりは淡々としてて
年配の先生みたいな感じだったように思う。
この辺は同じでなくても
ドラマとして面白ければ、それでいいとは思うが。

S山に平塚の後輩刑事だった人が
たまに来るそうで一回お会いしたいところだが
まだ会ったことはない。
いろいろ話を伝え聞くところ
人情味にあふれた職人肌の人物であったことはまちがいなさそうだ。

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