新自由主義の次は。。。
戦後、先進国は大戦前の世界大恐慌を教訓に
国家が経済に積極的に介入して、
公共事業による景気の調整、主要産業の重点的発展を推進。
大量生産を高賃金による大量消費でささえながら
資本の蓄積を図るとともに
財政支出により年金・失業保険・医療保険等の社会保障を拡充。
国、企業、個人が上手くギブアンドテイクしながら
バランスを保ち、やってきた。
しかしこのようないわゆる「大きな政府」や「福祉国家」と呼ばれる体制は、
オイルショックで財政危機を招いた。
当時、イギリスは英国病と揶揄された慢性的な不況に陥って財政赤字が拡大。
アメリカでもスタグフレーションが進行し失業率が増大し
こうした行き詰まりの状況を生み出した責任は
国家による経済への作為的な介入と
政府部門の肥大化にあるという主張が幅を利かせた。
そこで80年代に登場したのが新自由主義であった。
新自由主義はまず米・英とその覇権下にある国々に広まった。
いわゆるサッチャリズムやレーガノミクスと呼ばれる経済政策で
サッチャー政権は、電話・石炭・航空などの各種国営企業の民営化、
労働法制に至るまでの規制緩和、
社会保障制度の見直し、金融ビッグバンなどを実施。
労働者を擁護する多くの制度・思想を一掃した。
レーガン政権も規制緩和や大幅な減税を実施し、
民間経済の活性化を図った。また同時期、
日本においても中曽根政権によって電話、鉄道などの民営化が始まった。
小泉さんの郵政民営化もその延長線上だ。
この人は福田赳夫のかばん持ちをしていたときに紹介された
旧大蔵省のH氏から財政を学んだヒト。
元々大蔵族だから
道路財源の見直ししかり、
大蔵がやりたかった政策を実現するにはもってこいの人材だった。
その後、新自由主義は、IMFや世界銀行を通じて世界中に広められ
その政策パッケージを各国に受け入れさせることにより、
アングロサクソン諸国の資本はより大きな資本移動の自由を手に入れた。
この新自由主義は貧富の差を拡大させる面があって
その悪い面が驚くべき速さで進行し、経済そのものも破綻にいたった例がある。
新自由主義の総本山たるシカゴ大学の面々が経済顧問として
乗り込みながら大失敗に終わったアルゼンチンがそうである。
中南米では新自由主義の導入が積極的に行われた90年代初頭から
貧富差が拡大、犯罪多発や麻薬汚染、経済危機といった社会問題が続発したが
経済政策の失敗がこれらの遠因となって拍車をかけたことはいうまでもない。
一方で新自由主義の台頭を受け、イギリス労働党のトニー・ブレアは
いちはやく公正と公共サービスの復興を訴える第三の道を提唱。
ドイツをはじめ「新しい社会民主主義」と呼ばれる
中道左派政党を含む政権がヨーロッパではいくつかみられる。
しかしブレアはイラクでつまづいた。
そもそも『大きな政府』に先祖がえりしているだけで『第三の道』など存在しないという声もある。
サッチャリズムからの決別を宣言したイギリス保守党の党首は42ぐらいだったと思うが
今後、イギリスは若い世代への世代交代が進むとみられる。
戦後60年で一周まわって振り出しに戻ったわけだけども
干支も一周。
中国4000年はバカに出来ない。
ニートという言葉が生まれたのはイギリスだったと思うが
西欧先進国ではちょっと働くとやめて失業保険で食う若者が増え、
親の世代にすねをかじり続ける者も多く、
どこも日本と同じような状況。
ただし日本にはまだまだアメリカをはじめ
各国にあてにされるお金がある状況で他ほどひどくはないという話もある。
アメリカ人のオバマへの期待感というのは
あまりの出口のなさにもあると思うがどう舵取りをしていくか楽しみなところである。
アングロサクソンは新しいアイデアを持つヒトをうまく盛り立てるシステムがある。
日本は戦後、防衛面でアメリカさんに頼ってきたおかげで今があるというのはまちがいないが
本当の意味でアメリカからひとり立ちできるチャンスなのかもしれない。
ただこんなときにA●S HO●E首相に変わるヒトは見当たらないし、
民●党に入れようという気もあまりおこらないのが日本の不幸。。。
もう二世、三世がイラナイのは間違いないけども
自民党は与謝野さんで次は勝負か
出よ!若者!!
橋下知事はそこそこの成果が上がってるようだけど
この先も上手くいけば、大いにありえるかもしれない。
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